芝浦工業大学 工学部 物質化学課程 化学・生命工学コース 

     有機合成化学(北川理)研究室

研究概要

有機合成化学研究室

2008年4月にスタートした研究室です.

本研究室の主たる研究テーマは,新規な立体異性分子の創製と高選択的合成, ならびにそれらの合成化学的応用に関するものです. 

最近のニュース

坂上達紀君(本学修士卒業生 筆頭著者),松井綾佑君(本学修士卒業生),青山昌平君(本学修士1年による ”C-N軸不斉チオラクタムならびにラクタムエノラートを用いる位置および立体選択的α-アリル化反応”に関する共著論文が J. Org. Chem. 誌 にアクセプトされました(https://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/acs.joc.4c00460).


Acc. Chem. Res.誌(IF = 18.3)に掲載された(2021年54巻3号 pp 719-730)パーソナルアカウントが,2023年終了時点での高被引用論文(Top 1%, Web of Science)に選定されましたhttps://pubs.acs.org/doi/full/10.1021/acs.accounts.0c00767


笠原涼平君(本学修士2年生筆頭著者),豊田竜也君(本学修士卒業生),深澤颯太君(本学修士卒業生)による "炭素ー窒素軸不斉スルホンアミドを用いる不斉転写型分子内Pauson-Khand反応”に関する共著論文が Org. Lett. 誌 2023年25巻40号 pp 7390-7394 に掲載されました(https://doi.org/10.1021/acs.orglett.3c02893).また,本論文は英文プレスリリースしました(https://www.shibaura-it.ac.jp/en/headline/detail/20231024_7070_623.html).


有機合成化学協会誌に炭素ー窒素軸不斉キナゾリノンに関する総合論文を執筆しました.

炭素ー窒素不斉軸を有するアトロプ異性キナゾリノンの化学 

佐藤 梓,藤本裕貴,北川 理  有機合成化学協会誌 81(10) 978-987 (2023) .


千田龍之介(本学修士2年生,筆頭著者),渡邊ゆうかさん(本学修士1年生),三輪翔太(本学修士卒業生)による”12CH3/13CH3識別に基づく同位体アトロプ異性キナゾリノンの創製”に関する共著論文が J. Org. Chem. 誌 2023年88巻13号 p 9579 に掲載されました(https://doi.org/10.1021/acs.joc.3c01004).また,本論文は英文プレスリリースしました(https://www.shibaura-it.ac.jp/en/headline/detail/20230705_7070_1_1.html).


長瀬科学技術振興財団より長瀬研究振興賞を受賞しました.https://www.nagase.co.jp/contentful/xmq6w3IoX2Yd5fDdgjnkc-1.pdf  


深澤颯汰(本学修士卒業生,筆頭著者),豊田竜也(本学修士年生),笠原涼平君(本学修士1年生)による”不斉Pd触媒を用いるエナンチオ選択的N-アリル化を利用する炭素-窒素軸不斉2,6-二置換スルホンアニリドの不斉合成”に関する論文が Molecules. 2022年27巻22号 p 7819 (Special Issue on Atroposelective Synthesis of Novel Axially Chiral Moleculesに掲載されました(https://doi.org/10.3390/molecules27227819).


三輪翔太(本学修士2年生,筆頭著者),千田龍之介(本学修士1年生),齋藤和哉(本学修士卒業生)による”オルト-CH3/CD3識別に基づく同位体アトロプ異性キナゾリノンの創製”に関する論文が J. Org. Chem. 誌 2022年87巻21号 p 13501に掲載されました(https://doi.org/10.1021/acs.joc.2c02185).また,本論文は英文プレスリリースしました(https://www.shibaura-it.ac.jp/en/news/nid00002721.html).さらに,本論文は同誌のFeatured Article(注目論文)に選定されました (https://pubs.acs.org/page/joceah/featured-articles/index.html?ref=featureBox)おめでとうございます.


松井綾佑(本学修士2年生が第51回複素環化学討論会で優秀ポスター発表賞(Chemistry Letters Young Researcher Award)を受賞しました.発表題目(炭素-窒素軸不斉キナゾリンチオンで観察されたキラリティー依存型ハロゲン結合).おめでとうございます.



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